助成金活用ガイド|中小企業が申請できる主な助成金と申請の流れ
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企業経営において、助成金の活用は資金面での大きな支えとなります。しかし、「どのような助成金があるのか」「自社は対象になるのか」「申請手続きが複雑そう」といった理由で、活用に踏み出せない中小企業の経営者の方も多いのではないでしょうか。
この記事では、中小企業が申請できる代表的な助成金の種類と、申請の基本的な流れについてわかりやすく解説します。
助成金とは何か#
助成金とは、主に厚生労働省が管轄する返済不要の資金です。雇用の安定や労働環境の改善、人材育成などに取り組む企業を支援するために設けられています。
補助金と異なり、助成金は要件を満たせば原則として受給できるという特徴があります。ただし、申請には一定の要件を満たす必要があり、適切な書類の準備と手続きが求められます。
中小企業が活用できる主な助成金#
キャリアアップ助成金#
非正規雇用労働者の正社員化や待遇改善を行った企業に支給される助成金です。特に正社員化コースは多くの企業で活用されています。
- 有期雇用から正規雇用への転換:1人あたり最大80万円
- 有期雇用から無期雇用への転換:1人あたり最大40万円
- 賃金規定の改定による処遇改善も対象
両立支援等助成金#
育児や介護と仕事の両立を支援する取り組みを行った企業に支給されます。
- 育児休業等支援コース
- 介護離職防止支援コース
- 不妊治療両立支援コース
人材開発支援助成金#
従業員の職業訓練やスキルアップのための研修を実施した企業に支給されます。
- 人材育成支援コース
- 教育訓練休暇等付与コース
- 事業展開等リスキリング支援コース
働き方改革推進支援助成金#
労働時間の短縮や年次有給休暇の取得促進などに取り組む中小企業を支援します。
- 労働時間短縮・年休促進支援コース
- 勤務間インターバル導入コース
- 団体推進コース
助成金申請の基本的な流れ#
助成金の申請は、一般的に以下のステップで進みます。

ステップ1:対象となる助成金の確認#
まず、自社の取り組みや計画に合った助成金を選定します。複数の助成金を同時に申請できる場合もあるため、専門家に相談して最適な組み合わせを検討することをお勧めします。
ステップ2:計画書の作成・届出#
多くの助成金では、取り組みを開始する前に計画書を労働局に届け出る必要があります。この手続きを怠ると、助成金を受給できなくなる場合があるため注意が必要です。
ステップ3:計画の実施#
届け出た計画に基づき、実際に雇用管理の改善や人材育成などの取り組みを実施します。
ステップ4:支給申請#
取り組みの完了後、所定の期間内に支給申請書と必要書類を労働局に提出します。
ステップ5:審査・支給決定#
労働局による審査の後、支給が決定されると指定口座に助成金が振り込まれます。
申請時の注意点#
- 申請期限を厳守する:期限を過ぎると受給できません
- 就業規則の整備が必須:多くの助成金で就業規則の作成・変更が求められます
- 適切な労務管理が前提:残業代の未払いなどがあると不支給になる可能性があります
- 書類の正確な作成:記載ミスや添付漏れは審査に影響します
社労士に依頼するメリット#
助成金の申請は、要件の確認から書類作成、届出まで多くの専門知識が求められます。社会保険労務士に依頼することで、以下のメリットがあります。
- 自社に最適な助成金を漏れなく提案
- 複雑な申請書類の作成を代行
- 申請スケジュールの管理
- 審査に通りやすい書類づくり
CSA社労士法人では、着手金なしで助成金の申請をサポートしています。まずはお気軽にご相談ください。
監修者

渡邉 優わたなべ ゆう
CSA社労士法人 代表社員。助成金申請から労務管理まで幅広いクライアントの人事労務を担当。助成金獲得支援、就業規則作成、社会保険手続き、労務相談を手がける。
